【モンゴル×乳房ケア「BSケア®」】乳児の栄養状態の改善を目指す活動がMICS2024の協働プロジェクト候補15件に選定されました

乳房ケア「BSケア®」を通して乳児の栄養状態の改善を目指すプロジェクトが、JICA主催「MICS2024」のモンゴル・日本の協働プロジェクト候補として選定されました。「BSケア®」は赤ちゃんの母乳吸啜メカニズム に倣う乳房ケアで、適切な母乳育児支援ができるケアラーの育成を通して、目的の達成を目指します。

  

MICS2024と今回選定されたプロジェクトについて

「MICS2024」はモンゴルと日本の社会課題の解決・SDGsの達成に向けて、両国の産官学の関係者によるイノベーティブな解決策の共創を支援するプロジェクトです。両国の企業、金融機関、研究機関、高等教育機関、自治体・公的機関、NGO、個人等の幅広い関係者が、技術、アイディア、資金等を持ち寄り協働します。

今回選定されたプロジェクトは、モンゴルの女性小児科医が運営する母乳育児支援団体「Tulip–Breast care center」が実行主体です。協力団体として、BSケア®の開発者が理事長・監事を務める「NPO法人BSケア」、モンゴル最大の産婦人科病院「モンゴル国立母子保健センター」が、共にケアラーの育成に取り組みます。適切な母乳育児支援が出来るケアラーをモンゴルで育成することで、同国の乳児期の赤ちゃんの栄養状態を改善することが目的です。

MICS2024

今後について

■2024年8月5日
「オープンイノベーション・共創イベント @東京にて」
   選ばれた15件のプロジェクトが企画を紹介し、共感する団体とネットワークを結ぶ
   参加者:モンゴル小児科医と産科医、BSケア理事長、監事

2024年8月19日
「日本モンゴルビジネスフォーラム @ウランバートル市にて」

選ばれた15件のプロジェクトが企画を紹介し、さらに優秀な10件のプロジェクトが選定される。
参加者:モンゴル小児科医

10件のプロジェクトに選定された暁には、約半年間にわたり、メンタリングやモンゴル-日本間の移動費の一部支援などのサポートを受けながら活動を進めてまいります。

当法人は、これからもお母さんと赤ちゃんにBSケアを届けるための活動を継続し、国内外での母乳育児支援を通して、さらなる社会貢献に努めてまいります。

■BSケア®について

「BSケア®」は、2002年に誕生した乳房ケアで、赤ちゃんの母乳吸啜を手で再現することにより、お母さんの乳房の反応を引き出す手技です。

産後のお母さんたちの「乳房マッサージが痛かった」「食べるものをきつく制限され、栄養失調になりそう…」という言葉をきっかけに、心身共にお母さんに痛みや負担与えないことを目指し理論と実技を確立しました。

当法人のセミナーでは、「その日の準夜勤務から実践できる」を合言葉に、赤ちゃんの母乳吸啜メカニズムや解剖学に基づいた理論・実技、臨床現場で多く出会う症例のアセスメント~実践、実践の中でのお母さんへの声掛け等を、段階に応じて学べるよう構成されています。

法人化以前を含め20年以上にわたり日本各地でセミナーを開催し、受講者の延べ人数は40,000人超、100名以上のBSケアプレゼンター®が誕生しました。多くの助産師がこの手技を学び、臨床現場で活用しています。

 

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